無断転載すまそ

１日１日と徐々に描写が加えられていったこの絵は、恐らくは５人またはそれ以上で描かれた合作品、インストラクション・アートだ。

はじめに、左上に端正な女がひとりありき。
真っ直ぐに視線を送り静閑に徹する雰囲気は、他の干渉を許さない。
暫くして女ははっきりと透った言葉で意を放つ。
「アンパンマン萌ー」

次に、陰部を秘するただ最後の砦をモロに露出した３名の人間。
所謂モロパンである。余談だがトラチラの場合はポロリの危険が大であるため鑑賞の際には注意と勇気と好奇心が必要である。血潮の流れを持たない彼らは「生」とともに「性」をも感じさせない。リボンもスカートもここで象徴になりえない。セイ無き彼らは静かなる眼でセイに束縛される我々を視て、告げるのだ。
「己を解放せよ」

そんな威圧的な彼らに抗うべく身に血を注いだ解答者は誰なのであろうか。揺らぎもせずに噴き出される血潮は彼らの完全なる拒絶の証だ。

最後に刻まれる微笑みの傍観者…もーなんでもいいや。こういう形で目尻描くの居たよね漫画家に。誰だっけな。忘れちったけど。

白い机上に鉛色と互いに１を練り上げていこうとする熱い魂が見事に映える。今後も彼らの活躍に期待したい。

長机に鉛筆もしくはシャープペンシル
大学構内にて。
解説：cinobu

あとがき

ブリチラについて調べていたらなんとも言えないテンションになりました。

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勝手にきゅれーしょんしてみた。

英語の授業で使っている教室では、いつもこういった素晴らしい合作が
残されていきます。多分お互いに知らない人が描き加えていくんだよな。
まさにインストラクション・アート！
なんかみんな教室の左側避けてんなーと思ったらこんな大作があった（笑）

でもみんなのものにこういうの描いちゃいけませんね。公共性大事。
初めの人は消しゴム持って消しにおいで～。
私も次週消そうと、ちょっとかわいめのヒヨコの顔を描き残して行き、次見たときにはいつの間にかきもちわるい感じに８投身のヒヨコマンになっていたので、公共の場に私作品を置いていくとはどういうことか、こころしましょう。